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SE構法の魅力

当社は木造の場合、圧縮にも引張りにも強いNCNのSE構法を標準仕様として採用しております。 木造の場合、最強であるこの工法を使うと、住宅の計画に於いて、具体的に下記のような
  1. 柱の無い大空間
  2. スキップフロア
  3. 将来のリフォームに自由に対応できる
などのメリットが享受できます。

基準法で計算上定められた耐震性能とSE構法での実質の耐震性能

基準法で定められた耐震性能は、等級1~3まであり
  • 等級-1:数百年に一度発生する大地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊せず耐えられる。基準法で定められた強度の1.00倍
  • 等級-2:数百年に一度発生する大地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して耐えられる。基準法で定まられた強度の1.25倍
  • 等級-3:数百年に一度発生する大地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して耐えられる。基準法で定まられた強度の1.50倍
その計算方法は、下記のような、構造計算によります。

一般的な計算(他社の計算)に於いて、主に水平力に耐えるための筋交い、耐震壁などの壁量が重要になります。
そのほかにも、実際に耐震等級2あるいは3を取得するためには、耐力壁の量以外に、
  1. 基礎の配筋補強
  2. 床面の強さの確保
  3. 屋根面の強さの確保
  4. 梁などの接合金物
  5. 梁寸法の確認
  6. 準耐力壁の算定
等が必要です
ところが、SEの場合、ごく一部の壁を耐震壁として採用しますが、他社さんのように、すべての壁を耐震壁とするようなことはありません。(マッチ棒で作ったフレームをイメージしてください)

基本は柱と梁のみの、線によるフレームのみで構造等級を完結しています。
しかし、実際は、他社が耐震壁として採用、SEでは無視している部分(面の部分)も、同じように、施工するので当然、SEの場合、等級が同じならば、他社の等級より強いものになります。

ですので、他社の等級3<SEの等級2もあり得ます。

例えば、断熱、音に関することを例にお話ししますと、材料単体で考えると熱抵抗は同じでも、施工次第で性能は変わります。

理論上、計算上の問題だけではないという事です。
基準法の規定はあくまでも、理論上、計算上の話で等級が決められています。
ですから、実質上の基準は異なると私は考えています。

さらに、SEの実質上の利点は施工レベル、システムのレベルが下記の部分で優れています。

  • 施工精度 上棟後の誤差1mm以内・・鉄骨の上棟後の誤差でも5mm程度あります。
  • 隅部の基礎アンカーは直接基礎に締結
  • 大空間(公共建築)より移行した工法でありますので、逆に、この工法で大空間(無柱空間)を建築することも可能、他の工法では難しい。
  • 構造計算をするときに、面で捉えるのではなく、立体解析にて行います。より、実質に即した計算をしています。
  • 結果、後発で「似て非なるもの」の金物工法が増えましたが、決定的な違いは、SEの場合取り付け金物自体も構造計算の対象になっています。他社さんは金物自体の強度は計算できません。接続工法としてSEは剛接合、他社はピン接合です。剛性が全く違います。
  • 計算時、建物の力のバランスを取る偏心率は基準法で0.3以下と定められていますが、コンプライアンスで0.15としています。
  • 何よりも、結果で表れている。中越地震、東北地震に於いて。
以上SEのレポートでした。

【SE構法ホームページ】
http://www.ncn-se.co.jp/

当事務所のお勧めする理由を、ざっと述べさして頂きました。
良いものであるのは、お判り頂けましたでしょうか?

但し、良いもなのですが、通常の在来工法や2×4に比べて構造材が割高になる為、超ローコストを求められ、どうしても予算内に収まらない場合は泣く泣く、他工法で計画する場合があります。
通常のローコストでは、常に採用させて頂いております。

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